NTTドコモは6月9日、Xperia SO-01Bのバージョンアップを開始したと発表した。バージョンアップをめぐっては5月に誤配信のトラブルがあり、Xperiaユーザーからは正式なバージョンアップが期待されていた。
PCからバージョンアップを行う際には、あらかじめアプリケーション「アップデートサービス」のダウンロードが必要になる。ACアダプタケーブルSO01のmicroUSBケーブルを用いてXperiaとPCを接続し、アップデートサービスを介してダウンロードする。
現在、PCと接続してアップデートする場合、端末の初期化が必要になるが、今後は初期化をしなくてもアップデートできるバージョンも順次提供していくという。
また、パケット通信により、Xperia SO-01B本体から直接アップデートする方法も6月10日以降に準備でき次第、提供するという。ダウンロードは、本体のメニュー操作からも更新できるほか、ホーム画面の上部のステータスバーに「新しいソフトウェアが利用可能です」と更新通知が表示される。
なお、ファイルサイズは約11Mバイト。パケット通信を利用し、かつパケット定額サービス未加入の場合、通信料として約1万8000円が発生する。
今回のバージョンアップは、(1)音楽機能の拡張、(2)フリック入力への対応やキーのカスタマイズなど日本語入力機能の拡張、(2)タッチ判定を改善し、入力精度を高めるなど使い勝手の向上、の3点だ。
音楽機能の拡張により、Mediascapeの「ミュージック」画面にmora touchのトップ10ランキングやピックアップコンテンツが表示される。楽曲の購入も行えるようになった。
日本語の予測変換はそのままに、フリック入力が行えるようになったほか、QWERTYキー配列の日本語入力時に、日本語入力で使用頻度の低いキー(Q、X、Cなど)を非表示にできる。このほかにも、タッチの際の反応速度が改善されたほか、フリックと判断されていた反応をタッチに判断できるように改善するなど、使い勝手を高めたとしている。
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