富士通は6月9日、夏モデルとして個人向けPC「FMVシリーズ」のラインアップを一新、計8シリーズ21機種を6月17日より販売開始すると発表した。
富士通では、これまで国内の個人向けPCで使われていた「DESKPOWER」と「BIBLO」のブランド名を変更。2010年夏モデルより海外向けや企業向けモデルと同じ「ESPRIMO」および「LIFEBOOK」として販売される。
夏モデルのラインアップの目玉となるのは、エンターテインメント機能を重視した液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH」シリーズだ。これは従来の「DESKPOWER F」シリーズに相当するもので、23型モデル2機種、20型モデル3機種で構成されている。中でも「FH550/3AM」(市場想定価格:20万円前後)は3D対応の20型ワイド液晶を採用し、Blu-rayやYouTubeなどの3Dコンテンツを「見る」、市販DVDの2D映像をリアルタイムで3D映像に変換する「変える」、2つの内蔵ウェブカメラでオリジナルの3D動画や3D写真を撮影できる「作る」が楽しめるとしている。
なお、3D映像表示には円偏光方式が採用されている。そのほか、離れた場所から手の動きで音量調節などの操作が可能な「ジェスチャーコントロール機能」を搭載。「FH900/5AD」(市場想定価格:22万円強)ではデジタル放送をフルHD画質のまま2番組同時に長時間録画できる「長時間10倍ダブル録画」を備えた。
従来の「DESKPOWER CE」シリーズに相当するのは「ESPRIMO DH」シリーズだ。24型ワイド液晶が付属する上位機種の「DH700/7A」(市場想定価格:22万円強)前後にはCore i7-860(2.80GHz)やGeForce GT 240を搭載するほか、1テラバイトのHDDなど基本性能も大幅に向上している。
ノートPCに関しては、従来の「BIBLO NW」がAVフラグシップノート「LIFEBOOK NH」、「BIBLO NF」がエンターテインメントノート「LIFEBOOK AH」、「BIBLO S」がデザインノート「LIFEBOOK LH」、「BIBLO MG」が大画面モバイルノート「LIFEBOOK SH」、「BIBLO R」と「BIBlO LOOX C」がビジネスモバイル/ハイスペックサブノート「LIFEBOOK PH」、「BIBLO LOOX M」がデザインネットブック「LIFEBOOK MH」へと生まれ変わっている。
なお、今回の夏モデルでは最新オフィスソフト「Office 2010」を全機種に搭載。「Office PowerPoint 2010」と「Office OneNote 2010」が入った「Office Home and Business 2010」についても16機種で採用されている。
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