GoogleのAndroid Marketからアプリケーションが消えるという現象が起きており、この件に関する同社の対応が遅い、とAndroid開発者が報告している。
一部の開発者が、アプリケーションにアップデートを加えてAndroid Marketに提出すると、そのアプリケーションがAndroid Marketで見つけられなくなるという現象を報告している。ReadWriteWebが報じた。この現象は米国時間6月3日ころから発生しているという。複数の開発者が、この問題をAndroid開発者向けフォーラムとAndroid Marketフォーラムで週末にかけて報告しているが、Googleからの反応はほとんどない。
ReadWriteWebの報道後、Googleのフォーラム管理者は8日朝、「われわれのチームは、この問題について全力で調査している。共有可能なアップデートがすぐにあると思う」との投稿を掲載していた。
米国時間6月8日午後2時アップデート: GoogleのAndroid Developers Blogにおいて、問題に対する謝罪とともに、修復が完了したことを伝える投稿があった。「われわれが社内における障害調査、修正の認定、ハードウェアパートナーとの連絡を進める間、技術者側において、様々な技術サポートサイトからわれわれの支援を得ようと努力がなされていた。残念なことにわれわれは、開発者に対して問題を通知しないこと、および、解決に向けてのわれわれの努力を通知しないことにより、顧客サポート基準を満たしていなかった」とGoogleのAndroidプロジェクトで開発者支援を担当するTim Bray氏は投稿で述べた。
Googleの関係者によると、Android Market用コードにパッチをあてるなどの修正を施したという。また影響を受けたと思われるアプリケーションすべてが現在、表示されるようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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