朝の時間を活用するといっても、睡眠時間を削ってでも早起きする、というのでは体調を崩して早々に頑張れなくなりそうだ。そうではなく、今までとは少し違う朝の使い方をすることで、仕事が始まるまでの時間を有効に活用できるなら、行動を起こすのも簡単だ。
本書には、その「ちょっとした行動」を起こすためのアイデアが、著者の経験に基づきたくさん紹介されている。朝にやることは、自分がやってみたいと思うことや、得意なことであり、興味のないことを無理やりするのではない。
自分の得意分野に関することを調べて人脈を作ったり、そこから新たな仕事をしてみたり、可能性は無限大である。自分という人間を周りに知ってもらえば、チャンスを増やせる。しかし、人に自分を知ってもらうためには、まず己を知らなければならない。本書では、「己を知る」のがいかに重要か、ということにかなりのページが割かれている。この機会に、自分をじっくり見つめ直すのもいいだろう。
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