マジックソフトウェア・ジャパンは6月4日、システム連携ツールの新バージョン「Magic jBOLT V3.2」を発表した。6月7日より発売を開始する。
Magic jBOLTは、企業内のさまざまなシステムの連携と統合、業務プロセスの最適化を行うためのシステム統合ソリューション。広範な機能とツールを提供し、統合環境の迅速な実現を可能にするという。
同ソリューションは、jBOLTスタジオ(開発環境)、jBOLTサーバ(実行環境)、jBOLTフローモニタの3つから構成されている。ノンコーディングによる迅速なシステム統合と、大幅な保守コスト削減を行えるという。戦略や予算に応じて部分的、段階的なシステム統合から短期間に実現でき、アプリケーションの統合と開発、SOAに対応したビジネスプロセス管理とモニタ、イベント自動化などのための環境を提供するとしている。
最新版において、jBOLTで利用可能なアダプタおよびコネクタは、従来の50種類(300機能)から、60種類(400機能)に拡張された。具体的には、「SAP Business All-in-One」「JD Edwards」「Microsoft Dynamics CRM」「Microsoft Exchange 2007」「Google Docs/Calendar」などが追加されており、これにより、実現できるソリューションの幅が大きく拡大するという。
機能面では、システム相互のデータ変換を実行する「データマッパー」の操作性向上や、XMLデータハンドリングの高速化などが行われている。
Magic jBOLTの価格はオープン。同社では、今後ERPおよびCRM関連ソリューションベンダーや、クラウドサービスプロバイダーとの積極的な協業およびOEM提供を推進していくとしている。
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