パナソニックは6月4日、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠したミラーレスのデジタル一眼カメラ「LUMIX Gシリーズ」の新製品として「DMC-G10」を発表した。6月18日に発売する。価格はオープンだが、店頭想定価格は7万円前後になる。
DMC-G10は、タッチパネルを搭載した「G2」の姉妹機種。有効画素1210万の4/3型Live MOSセンサを内蔵したボディと、光学式手ブレ補正を搭載した14-42mmのレンズのセットになる。ボディには内蔵フラッシュも備える。
ファインダ搭載のレンズ交換式デジタルカメラのボディとしては世界最軽量となる336gを実現した。カメラが自動で撮影シーンを判別する「おまかせiAモード」による写真撮影に加え、1280×720ピクセルのハイビジョン動画撮影ができる。
画質、描写性能、解像感の向上を目指し、「超解像技術」を搭載した画像処理エンジン「ヴィーナスエンジンHD2」を装備。超解像技術により、撮影画像をエッジ、ディテール、グラデーション部に分け、立体感、質感などの画像処理補正の必要量を判断しながらそれぞれ処理するとしている。ノイズリダクション性能も向上し、ISO感度6400での撮影を可能とした。
これにあわせて 交換レンズ「魚眼レンズ H-F008」を6月30日に発売する。価格は9万9750円。
H-F008は、AF対応の魚眼レンズとして世界最小、最軽量の約165gを実現。対角線画角180度の特異な視覚と、魚眼レンズならではの遠近感やデフォルメ効果を写真や動画で表現できる。
マイクロフォーサーズ規格の短いレンズバックフォーカスを生かし、EDレンズ1枚を含む9群10枚のレンズ構成で、高い描写性とコンパクト性を両立したとしている。レンズにはインナーフォーカス方式を採用し、静音と高速フォーカスを実現した。
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