環境省と経済産業省は、家電リサイクル法に基づく2009年度の使用済み家電4製品の引き取り状況を発表した。
2009年度に指定引き取り場所で回収された、テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の廃棄家電4品目の合計は1879万台で、半数以上をブラウン管テレビが占めた。内訳は、ブラウン管テレビが約1032万台(構成比55%)、液晶・プラズマテレビが約22万台(同1%)、エアコンが約215万台(同12%)、冷蔵庫・冷凍庫が約301万台(同16%)、洗濯機・衣類乾燥機が約309万台(同16%)となる。
引き取り台数は4品目全体で前年度比約45.8%の増加。中でもブラウン管テレビは92.3%の大幅増になり、エコポイント制度の導入で、薄型テレビへの買い替えが進んだ実態を示す結果となった。
回収された廃家電のうち家電リサイクルプラントに搬入されたのは約1849万台。品目別の再商品化率では、エアコンが88%(法定基準70%)、ブラウンテレビが86%(同55%)、液晶・プラズマテレビが74%(同50%)、冷蔵庫・冷凍庫が75%(同60%)、洗濯機・衣類乾燥機が85%(同65%)となり、いずれも基準を上回った。
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