2010年1月に開催されたConsumer Electronics Show(CES)で発表され、最も期待された携帯機器の中に、Lenovoの「IdeaPad U1 Hybrid」およびスマートブック「Skylight」があった。いずれもQualcommのCPU「Snapdragon」を搭載し、カスタムウィジェットベースのLinux OS(「Skylight」とも呼ばれていた)が稼働していた。しかしその後、両機ともリリースは棚上げになったようで、理由も明らかになってきた。より良いパフォーマンスと使い易さを求め、「Android」プラットフォームに変更されたらしい。
しばらくは両機とも、当初予定された2010年春の発売を大きく遅らせて改善が施されていると聞いていたが、最近になって、GoogleのAndroidが代替OSとして検討されていると言われていた。噂通りLenovoはAndroid採用を正式に決定したようで、CESで目にしたSkylightとU1 Hybridは登場しないと、他のニュースサイトでも報じられている。われわれの理解だと、Skylightはほぼ間違いなくAndroidで再構築されるが、取り外し可能なタブレットスクリーンという素晴らしい機能を持つU1 Hybridの将来は不確かなものとなったようだ。
1月のCESで触れる機会のあった両機は、ハードウェアとデザインこそ好ましいものだったが、ソフトウェアの仕上がりは明らかに不十分だった。インターフェースは素晴らしく思えたが、動作は遅く、ぎくしゃくしていた。その時点ではまだ初期の試作品だということが考慮に入っていたが、Lenovoはけっきょく、期待されたほど滑らかに動作するよう改善できなかったようだ。また、Appleの「iPad」発売でタブレットやアプリケーション主体の機器に対する消費者の期待が一変したことから、ハードルはさらに高くなってしまった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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