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Facebookの新しいプライバシー設定--残された課題と疑問点 - (page 2)

文:Caroline McCarthy(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年05月31日 07時30分
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 数の面ではかなりの改善が見られる。これまでは、すべての情報を非公開にするには、設定しなければいけない項目が50以上あった。新しい制御機能では15項目程度だ。Facebookの「プライバシーセンター」のページ数は、13ページから8ページに減っている。「Facebook Platform」のサードパーティーのアクティビティすべてを完全にオプトアウトする方法さえある(ただし、広告主は含まれない)。その方法では、Facebookが可能にしているサードパーティーWebサービスからのアクセスだけでなく、ユーザーをFacebook中毒にしてきたサービス(人気ゲーム「Farmville」など)の多くがブロックされることを考えれば、多くのユーザーがそうしたオプトアウトを行うことは考えにくい。しかしこのことは、プライバシーに関する圧力が強まっていて、Facebookが対策の必要性を認識していたことを示すものだ。

 だが、この発表には「本当なのか」と言いたくなる感じがあった。Zuckerberg氏は、ユーザーは非公開にするよりも、より多くの情報を共有したがっていると述べ、それを示す事実らしいさまざまな話をした。ユーザーはプライバシー問題よりも、Facebookがユーザー登録を有料化するという、いつまでも消えない間違ったうわさを心配しているとZuckerberg氏は主張している。また、Facebookがアルゴリズムを使って計算した口コミでの評判がf8の後に低下したのは、実際には、「News Feed」機能の変更により、Facebookの大人気ゲームの最新情報が少なく表示されるようになったためだという。

 ユーザーが本当に非公開よりも公開を望んでいるかはともかくとして、プライバシー制御機能の変更が行われてからも、まだFacebookを悩ませかねない問題がいくつかある。1つ目は、Facebookの最近の変更点をめぐる大騒ぎのほとんどが、必ずしも変更点自体ではなく、Facebookがユーザーエクスペリエンスの大転換をいかにあっけなく、意図的に行うのかという点だったことだ。ユーザーの中には、そうしたことが本当にあっけなく、再度起こるのではという懸念から、Facebookのことをまだ信頼できずにいる人もいる。それはその通りで、Zuckerberg氏は記者会見で「また反発を受けることがないよう、真剣に努力する。われわれが行っている大幅な見直しは、今回で最後だ」と断言した。しかし懸念を抱いているユーザーは、これでは十分に納得しないかもしれない。

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