日立情報と日立化成、従来比約28分の1の超小型金属対応RFIDタグを共同開発

富永恭子(ロビンソン)2010年05月12日 19時06分

 日立情報システムズ(日立情報)と日立化成工業(日立化成)は5月12日、2.45GHz非接触ICチップを内蔵した超小型の金属対応RFIDタグ「金属対応小粒タグ」の開発に成功したと発表した。

 同タグのサイズは4mm×6mm×3mmとなっており、これまでの金属製タグと比べて約28分の1という大幅な小型化を実現した。これにより、小型工具への取り付けや金属部品への埋め込みが可能になっている。また、金属の凹部に埋め込むことも可能で、出荷する製品の内部にタグを埋め込むことで、保守や点検に利用できるなど、利用範囲が広がったとしている。

 日立情報では、金属製タグは耐久性に優れ、高電圧や衝撃などの負荷がかかる環境でも利用できることから、金属素材や屋外機器での活用を提案してきた。ユーザーからは、より小さな工具や金属部品に取り付けるため、さらに小さなタグ開発への要望が寄せられていたという。

 今後、日立化成は金属対応小粒タグの製造と販売を、日立情報は同タグを活用した物品の管理ソリューションを提供していく予定だ。2010年8月より、国内から本格的な販売を開始し、海外への展開も順次実施するという。2012年度には、年間100万個から200万個の需要創出を目指すとしている。

金属対応小粒タグ 日立情報と日立化成が新たに開発した「金属対応小粒タグ」(左下)。従来の「金属製タグ」(右上)と比較して約28分の1の小型化を実現した。

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