AOLは、MicrosoftからAlex Gounares氏を新しい最高技術責任者(CTO)として迎え入れ、Julie Jacobs氏を新しいゼネラルカウンシルに昇格させることで、2つの重要ポストを埋めた。
AOLが米国時間5月10日に発表したところによると、Gounares氏は今週、同社に入社してCTOのポストを引き継ぎ、同社のGlobal Executive Operating Committeeに加わるという。Gounares氏は新CTOとして、AOLのテクノロジ戦略の指揮を執り、プラットフォーム開発および外部とのパートナーシップを担当する予定。同氏はまた、世界中のAOLのエンジニアリングセンターおよびテクノロジスタッフを拡大する取り組みも管理する予定で、AOLの全体的な方向性において先導的な役割を果たすことを期待されている。
1月下旬に退職した前CTOのTed Cahall氏の後任となるGounares氏は、AOLの最高経営責任者(CEO)であるTim Armstrong氏の直属となり、バージニア州ダレスにある同社の中心的なエンジニアリングおよびテクノロジセンターで勤務することになる。
All Things Digitalが7日に報じたところによると、複数の情報筋は、Gounares氏がコーポレートバイスプレジデントとオンラインサービス部門のCTOを兼務していたMicrosoftを退職したことを受けて、同氏がAOLに入社するとすでに判断していたという。Gounares氏はMicrosoftに在籍時、同社のグローバル広告プラットフォームや「Bing」検索エンジン、MSN、「Microsoft Virtual Earth」を含む複数の重要プロジェクトを率いていた。
Microsoftでの17年の在籍期間中、Gounares氏は共同創業者であるBill Gates氏のテクノロジアドバイザーを3年間務めたほか、同社財務部門のコーポレートバイスプレジデントも引き受けていた。AOLによると、37歳のGounares氏はプリンストン大学から優等でコンピュータサイエンスの学士号を取得し、現在申請および出願中の100件以上の米国特許を発明したという。
AOLはまた10日、Julie Jacobs氏を新ゼネラルカウンシルとエグゼクティブバイスプレジデントに指名したことを発表した。AOLの最高法務責任者(CLO)として、Jacobs氏は同社の法務部門および案件を管理し、さまざまな問題に関して上級幹部陣の法律顧問としての役割を果たすことになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果