これらのデータをまとめると、モバイル検索の特徴は次のとおりだということになる。
ユーザーにとっては、PCが「いざという時の強力なパートナー」であるのに対し、モバイルは「いつも一緒にいる存在」という位置づけということだろうか。
モバイルは、時間、曜日、そして時期において、PCと相反した動きをしている。より多くの人が集まる場所に店舗を構えるように、より多くの人がアクセスするモバイル市場も、特に夜間、休日そして連休といった時期のアクセスを得るチャンスとしてさらなる可能性を秘めている。
それは、言い換えれば、PCとモバイルサイトの両方で情報を提供することで、ユーザーにいつでもどこからでもアクセスしてもらえる機会を提供できるということになる。
では、具体的にどのようにモバイル市場に参入していけばよいのか。
すでにモバイルサイトを持っているのであれば、まずは無料の「Google Analytics」のようなモバイルに対応したウェブ解析を導入することだ。 自身のサイトにどれだけのトラフィックがあるのか、どのようにユーザーがサイト上で動いているのかを把握してみることによって、はじめてモバイルサイトのビジネス化を検討できる。
また新しい収益モデルとして 、「Google AdSense」 を使って広告収益を得る、トラフィックを得るために「Google AdWords」で広告を配信するということも考えられる。
最近ではAndroidやiPhoneなどのスマートフォンが続々登場し、そのシェアを徐々に拡大している。ユーザーにとってのスマートフォンは、モバイルの利便性をさらに高めるデバイスであるが、サービス運営者にとっては、モバイルの市場を新たなステージへと押し上げる起爆剤となり得る。このスマートフォン市場の拡大と可能性については、次回より詳しく述べていく。
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