具体的には、FCCは、新しい分類規則を狭い範囲に適用しようと考えている。つまり、ネットワーク伝送に長い間適用されている、旧式の電話技術に対する規則のみを適用しようと計画している。Genachowski会長は、FCCは「ウェブベースのサービスやアプリケーション、Eコマースサイト、オンラインコンテンツを含めて、インターネットを規制するつもりはない」と述べた。
同会長の声明には、FCCは、Comcastの判決が下される前に保有していなかった新しい権限を主張するつもりはないと記されている。基本的には、4月の判決が下される前にFCCが理解していた同委員会の権限の範囲を再度宣言し、明確にしたいだけだと同会長は述べている。
同会長は、FCCは、ブロードバンドの価格体系を規制したり、ブロードバンドインフラストラクチャの所有者に対して自社のネットワーク要素を競合他社と共有することを求めたりはしないと明言した。これは、ブロードバンドプロバイダの間の大きな懸念であった。1996年電気通信法の下では、電話ネットワークがインフラストラクチャを共有することが求められ、そのインフラストラクチャへのアクセスに対し、事業者が課金することのできる価格を政府が設定していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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