FCC、インターネット規制で新計画を明らかに

文:Marguerite Reardon(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年05月07日 10時23分
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 米連邦通信委員会(FCC)は米国時間5月6日、ブロードバンドサービスを電気通信サービスとして再分類するための「Third way(第3の道)」と呼ぶ計画の詳細を明らかにした。2010年4月に重大な裁判で敗訴したFCCは、これによって、インターネット規制に対する同委員会の権限を再度宣言しようと考えている。

 今回の声明の目的は、FCCの法的立場を強化することにあり、その背景には、Comcastが自社のネットワークにおいてBitTorrentのトラフィックを遅延させた問題に対し、FCCにはそれを罰する法的権限がないという判決を米連邦控訴裁判所が4月に下したことがある。FCCは、ネット中立性の原則に違反するComcastを公に検閲していた。

 4月の判決は、インターネットに対する任意の規制、特に、ネット中立性(特定のウェブサイトやインターネットトラフィックの種類に対する偏った扱いを防止するための規則が必要かどうかという広範囲にわたる議論)に対処するためにFCCが検討中の新しい規制に関する、FCCの権限に疑問を投げかけることとなった。今回のFCC会長の声明では、トラフィックの再分類方法の決定について、一般大衆や業界からの意見を求めており、ブロードバンドサービスの規制に対するFCCの法的立場をより確実なものにするための動きである。

 Genachowski氏は6日の自身の声明において、ブロードバンドに対し、すべての規制ではなく、一部の電気通信規制を適用する方向で検討中であると述べた。これは緩い規制方法であり、ブロードバンドへの投資を減退させるものではないと、同氏は強調した。

 「FCCの法務部門とスタッフに対し、現状を維持する方法を特定するようにと指示した。これによりFCCは、過度な規制を回避しつつ、消費者に権利を与え、経済的成長を促すブロードバンドイニシアチブを推進することができる」と同氏は述べた。「つまり、私は、ブロードバンド通信に対する、制約はあるが重要な政府の役割についての長期にわたる合意に矛盾しない方法を求めた」(Genachowski氏)

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