オートデスクは5月6日、製造業向け3次元設計ソリューションの最新版「AutoCAD Inventor LT Suite 2011」を発表した。5月19日に出荷が開始される。
Inventor LT Suiteは、製造、建設、土木など、さまざまな分野で使用されている2次元ドラフティングCADソフトウェアの最新版「AutoCAD LT 2011」と、オートデスクの製造業向け3次元設計ツール「Autodesk Inventor」から、機械部品設計向けに特化した機能をパッケージ化したもの。
メニューコマンドを使用せず、パーツを直接クリックすることによるダイレクトな操作による3次元モデリングが可能なほか、影やライト、背景などを設定し、実際の製品の使用環境に近いシェーディング表示が可能となっている。また、従来以上にAutoCADのファイル形式であるDWG形式との親和性が高まり、DWGファイルを開かずにファイル内のブロックを検索してInventor上に表示して再利用する機能や、AutoCAD上で設定されているハッチングパターンをインポートして共通化する機能などが追加されている。
AutoCAD Inventor LT Suite 2011の価格は、23万6250円。アップグレード版が11万8650円。サブスクリプション版が3万7800円。また、5月12日より7月15日まで、特別価格で製品を提供する発売記念キャンペーンの実施を予定している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」