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日本HP、新Integrityサーバを発表--「国内サーバ市場で出荷台数1位めざす」

藤本京子(編集部)2010年04月27日 20時42分
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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月27日、ミッションクリティカルシステム「HP Integrityサーバー」の新ラインアップを発表した。新製品は、ハイエンドの「HP Integrity Superdome 2」、ブレード型サーバの「HP Integrity BL890c i2」、「同 BL870c i2」、「同 BL860c i2」、ラックマウント型サーバ「HP Integrity rx2800 i2」の合計5機種で、インテルが2月に発表した「インテル Itanium プロセッサー 9300番台」(開発コード名:Tukwila)が搭載されている。

小出伸一氏 日本HP 代表取締役社長執行役員の小出伸一氏

 HPでは、インフラストラクチャ戦略として「HP Converged Infrastructure」を推進し、コンピュータ、ストレージ、ネットワークなど、すべてのITインフラを集約し、オンデマンドでITリソースを提供する世界を描いているが、「Converged Infrastructureこそがクラウドで求められるインフラだ」と、日本HP 代表取締役社長執行役員の小出伸一氏。同氏は、「クラウドの実現に向けては性能面やセキュリティ面、問題の早期解決方法、管理性や柔軟性の向上、経済面などで課題があるが、こうした課題をすべて解決するのが第2世代となる新しいIntegrityサーバーだ」とした。

 ハイエンドのSuperdome 2は、新開発のHP クロスバーファブリックにより、セルブレード同士の結合による拡張やI/Oの増強ができる上、HP バーチャルコネクトの併用で、システムの配備や変更が数分でできるという。設置面積は従来製品の3分の1となるほか、ブレードアーキテクチャの採用と仮想化技術によるサーバ統合で、消費電力を最大65%削減できるとしている。

 HP Integrity BL890c、BL870c、BL860c i2の3機種は、HP BladeSystemのエンクロージャに挿入可能なミッションクリティカル用途向けのブレード型サーバだ。Itanium 9300番台の周波数および電圧制御機能と、HP-UXの電力制御機能を組み合わせることで、同プロセッサを常時ハイパフォーマンスモードで動作させた場合と比べて約30%消費電力が削減できるという。今後発売されるアップグレードキットを利用すれば、BL860c i2をBL870c i2に、BL 870c i2をBL 890c i2にスケールアップすることも可能だ。

 HP Integrity rx2800 i2は、Itanium 9300番台を最大2基(8コア)搭載可能なラックマウント型サーバ。ブレードサーバと同じ仕組みで消費電力が約30%削減できるほか、静音モデルや別売りの縦置き用キットも用意しており、支店および部門クラスの小規模なUNIXシステムでの利用や、性能要件がさほど求められない古いシステムをHP-UXの仮想化機能「HP Integrity Virtual Machines (Integrity VM)」で統合する場合のプラットフォームに適しているという。

 日本HPでは、新Integrityの発売により、「国内UNIXサーバ市場でシェア1位を維持することはもちろん、メインフレームを含めた国内全サーバ市場の出荷台数で2011年末までに1位を目指す」(日本ヒューレット・パッカード 執行役員 エンタープライズストレージ・サーバー・ネットワーク事業統括 杉原博茂氏)としている。

 新製品の最小システム構成(OSは含まず)の場合の参考価格と出荷開始日は以下の通りだ。

  • HP Integrity Superdome 2: 2841万3000円(9月上旬出荷開始)
  • HP Integrity BL890c i2: 1633万3800円(5月上旬出荷開始)
  • HP Integrity BL870c i2: 748万4400円(5月上旬出荷開始)
  • HP Integrity BL860c i2: 168万9450円(5月上旬出荷開始)
  • HP Integrity rx2800 i2: 152万4600円(9月下旬出荷開始)
integrity 発表会には、インテル 代表取締役社長の吉田和正氏(左)も登場し、日本HP 代表取締役社長執行役員の小出伸一氏(右)とともに壇上で新製品を披露した

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