ネットレイティングスは4月27日、Nielsen Onlineが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の3月データをまとめて発表した。
調査によると、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「mixi」の訪問者数が2月から160万人増加し、1000万人を突破しているという。ネットレイティングスでは、mixiのユーザー登録が、既存のmixiユーザーからの招待を必要としない「登録制」になったことやテレビコマーシャルが放映されたことなどが訪問者の増加に寄与したと分析している。
また、「Twitter」についても、訪問者数が2月から190万人増加し、750万人を突破したという。ネットレイティングスでは、mixiに迫るほどの急成長をつづけるTwitterについて、オフラインメディアで取り上げられる機会の増加が主な要因であると分析している。
日本最大のSNSサイトであるmixiと、米国最大のSNSサイトである「Facebook」について、両国における3月の利用率を比べたところ、mixiが18%、Facebookが59%と開きがあることが分かった。これに対しTwitterは、日本での利用率が12%で、米国の10%を上回る結果となった。ネットレイティングスシニアアナリストの鈴木成典氏は、SNSに比べ、Twitterのようなコミュニケーションのほうが、日本人に好まれる傾向があると分析。日本でTwitterの訪問者が依然増加の一途をたどっており、「mixiを追い抜く日が近いかもしれない」としている。
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