Twitterは米国時間4月23日、また小規模な買収を行ったと発表した。今回買収したのは、世界中のモバイルテキストメッセージング(SMS)キャリアサービスへの接続を容易にする新興企業のCloudhopperだ。以前より既にTwitterと提携していたCloudhopperの2人の創設者は、フルタイムの社員としてTwitterに入社する予定だ。
モバイルデータアクセスや、「iPhone」「BlackBerry」などのスマートフォンがあまり一般的でないコミュニティーへの浸透を目論むTwitterにとって、Cloudhopperの買収は重要である。しかし、TwitterのSMSへの取り組みは、これまで不規則なものだった。当初はコストが高かったため、Twitterは、いくつかの国々でテキストメッセージング機能を無効にすることを余儀なくされていた。Twitter幹部陣は4月に開催した同社の開発者カンファレンスChirpで、そうした問題の大半は解決されたと説明した。そして、Cloudhopperの買収を発表するブログ投稿では、SMSでやりとりされるつぶやきの数(現在は10億件以上)は増え続けていると説明されている。
その一方で、Twitterのモバイルチームは高度なスマートフォンアプリケーションへの取り組みを継続して行っている。Tweetieの買収やBlackBerryアプリケーション開発に関するRIMとの提携は、Twitterのモバイルクライアントを独自に構築してきた一部の独立系開発者に警戒感を与えたが、Twitterは新規ユーザーを獲得する上で、公式モバイルアプリケーションの提供は極めて重要だと主張している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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