FacebookとMicrosoftが、「Google Docs」によく似たオンラインでのドキュメント共有サービスで協力することになった。
「Docs」と名付けられたこのサービスは米国時間4月21日、Facebookの「f8」カンファレンスで公開された。Facebookユーザーは、「Facebook Connect」を使用してDocsにログインすると、Facebook内の友人たちと「Microsoft Office」のドキュメントを作成、編集、共有できる。新たに作成されたドキュメントは、近況アップデートや写真と同様に、ユーザーのニュースフィードに表示される。
Docsは現在、ベータテストを行っている段階で、f8カンファレンスで披露された後の数分間はサービスが断続的に途切れることがあった。Microsoftは、2010年中に独自のオンラインドキュメント共有サービスを立ち上げる計画だが、Docsは、Facebookのサービス内でこうした技術をテストする良い機会と言える。
一方のGoogleは、「Google Apps」の開発により、オンラインでのドキュメント共有に関する取り組みを強力に推し進めており、規模の大小を問わず、あらゆる企業に対してクラウドコンピューティングサービスを利用したGoogle Appsへの移行を働きかけている。FacebookとMicrosoftによるDocsでは、ドキュメントの共有相手としてFacebookの友人か、またはFacebookの全ユーザーのいずれかしか選べないので、企業には適していないかもしれないが、より小人数のグループであれば便利に使えるかもしれない。
このプロジェクトは、ソーシャルネットワーキング技術に関する取り組みとして2009年10月に設立されたMicrosoftのFuture Social Experiences(FUSE)Labsが開発した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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