TISは4月21日、金融機関を対象にアンチマネーロンダリング(AML)を総合的に支援するソリューション「amlactor」の提供を開始すると発表した。
amlactorは、日本国内の金融機関に対して今後想定される、マネーロンダリング規制強化に向けた総合的なAML対策を総合的に支援するパッケージソリューション。疑わしい取引を検知するモニタリング機能や、顧客リストと反社会勢力との照合を行うフィルタリング機能など、反社会勢力との関係遮断や疑わしい取引の届け出、犯罪収益移転防止法対応、FATFガイドラインに基づいた顧客のリスクアセスメントまで、AML業務に必要な機能を標準装備している。
また、システム導入のコンサルティングから導入後のAMLプログラム運用までを、TISが総合的に支援するメニューも用意しているという。さらに、内部監査支援や外部監査実施などの業務コンサルティングやAMLプログラムの見直し支援、反社会勢力や凍結口座情報などウォッチリスト更新情報の提供によるKYC(Know Your Customer)機能強化、追加シナリオ提供などのモニタリング機能強化といった形で、システム導入後のユーザーの業務も支援するとしている。
TISではamlactorについて、今後3年間で20社以上の金融機関への提供を目指すという。
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