ポリコム、ビデオ会議システムの帯域を50%削減--業界初の新規格を採用

新澤公介(編集部)2010年04月22日 15時47分

 ポリコムジャパンは4月21日、ビデオ会議システム「Polycom HDX」シリーズのソフトウェア最新版「HDX 2.6」を発表した。対象となる製品は、中規模会議室向けの6000シリーズと7000シリーズ、大規模会議室向けの8000シリーズと9000シリーズ。4000シリーズは、個人向けのため対象外となっている。

 HDX 2.6では、テレビのフルハイビジョンと同じ1080pの高解像度(HD)で映像を表示できる。また、2つの映像を1つの回線で送受信するデュアルビデオ規格「H.239」に対応し、人物と資料や動画などのコンテンツを同時に2つの画面に表示できる。人物映像は最大720pか1080pで、コンテンツ映像は最大720pと、テレビと同じように1秒間30コマで映し出される。

  • 業界で初めて採用した映像圧縮規格「H.264ハイプロファイル」

 映像配信については、ポリコムが業界で初めて映像圧縮規格「H.264ハイプロファイル」を採用。ポリコムによると、現在ビデオ会議システムで一般的に採用されている規格「H.264スタンダードプロファイル」と比べて、半分の帯域で映像と音声を配信できるという。たとえば、これまでDVD品質の映像を配信するのに必要だった帯域が256kbps、720pでは1024kbps、1080pでは2048kbpsだった。H.264ハイプロファイルを採用することで、DVD品質を128kbps、720pを512kbps、1080pを1024kbpsと半分の帯域で配信できる。

 ポリコムは低い帯域で映像を配信することで、ビデオ会議システムの運用コストを削減できるほか、これまで帯域を確保できなかった企業もHDに切り替えられるとメリットを挙げている。保守契約期間中のユーザー企業は、無償でアップグレードが可能だ(ただし、一部の旧型ハードウェアは新機能に非対応)。

  • 「Polycom EagleEye Viewカメラ」

 小規模と中規模の会議室向けカメラとして、「Polycom EagleEye Viewカメラ」を同日から販売している。ステレオマイクを内蔵し1080pに対応。パンチルトやフォーカスは手動で行うため、コストを抑えた簡易用としても使えるという。あわせて、Polycom EagleEye Viewカメラと6000シリーズを組み合わせた「HDX EagleEye View メディアセンター」も発売する。

 加えて、ユニファイドコミュニケーション環境構築に向けてパートナー企業と相互運用する戦略「Polycom Open Collaboration Network」に基づき、マイクロソフトの「Exchange Server」と統合。クライアントソフト「Outlook」からビデオ会議を予約したり、そのまま会議に参加したりできるほか、録画した会議の様子を閲覧することもできる。

  • 「Polycom Touch Control」

 さらに、ビデオ会議システム向けインターフェースデバイス「Polycom Touch Control」を公開した。7インチのタッチスクリーンを搭載し、ダイヤル発信やコンテンツ共有など指先で操作できる。OSには「android」を採用しており、携帯電話からも制御できるようにするという。2010年第4四半期に発売する予定だ。

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