アイティフォー、商品管理システム販売--流通業界のEDI標準仕様に対応

田中好伸(編集部)2010年04月19日 17時38分
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 アイティフォーは4月19日、独自開発の小売業向け基幹系システム「RITS」(Retails Information Technology System for Strategic Management)のモジュール機能をパッケージ化した新製品「RITS商品管理システム」の販売を始めたことを発表した。

 RITS商品管理システムは発注業務、検品や仕入れの業務、棚卸し業務など小売業の商品管理に必要な機能をパッケージにしている。経済産業省が推進する流通業界の電子データ交換(EDI)の標準仕様である「流通BMS」に対応することで、仕入れ業務のEDI化を実現できるとしている。

図 RITS商品管理システムの概念図
※クリックすると拡大画像が見られます

 今回の製品では、発注や仕入れの業務で紙の伝票をなくすことができ、情報伝達を効率化できるとしている。EDI化で商品の売れ行き情報をリアルタイムで取引先に伝達できることから、迅速に欠品を補充できるという。取引先と一緒に機会損失を削減できるとともに、欠品を起因とする迷惑を顧客にかけることがなくなるとしている。

 また、「クラス管理」にも9月までに流通BMSを対応させる予定としている。クラス管理は、たとえば「春用の赤いワンピース」や「青いネクタイ」など商品の特徴でカテゴリ化して、商品を仕入れる管理手法を指す。

 売れ行きが流行で大きく左右するファッション商品は、同じ商品を追加で生産するケースが少ないため、たとえば「ブランドAの青いチェックのネクタイ100本」という追加注文を受けた取引先は、該当商品が少ない場合に、近い色柄のネクタイを組み合わせて100本を納品するという形態を取るという。百貨店は、クラス管理が仕入れ商品の大半を占めることから、EDIのシステム化にはクラス管理に対応するかどうかが重要な要素になるといわれる。

 RITS商品管理システムでは、JISで規格化されたバーコードである「JANコード」管理でのEDIに加えて、クラス管理に必要な「2段タグ」への対応が実現するという。2段タグでは、1段目のタグに商品カテゴリなどの「売り場コード」、商品の特徴などの「商品クラス」、そしてブランド名などを記録して、2段目に価格を記録して管理する。

 RITS商品管理システムは、既存のパッケージ「RITSギフトシステム」や「RITS友の会システム」と連携可能、基幹系システムとしてRITSへアップグレードもできるようになっている。価格は5000万円から。流通BMS対応モジュールのみの価格は1000万円から。モジュールのみの受注も含めて、今後1年間で2億円の受注を目指す。

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