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2030年代半ばまでに有人の火星軌道周回--オバマ大統領が新たな宇宙政策発表

文:William Harwood(Special to CNET News) 翻訳校正:編集部2010年04月16日 13時30分
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 フロリダ州ケネディ宇宙センター発--Barack Obama米大統領は米国時間4月15日、自身の新しい宇宙政策を売り込むために、ケネディ宇宙センターへ飛んだ。この政策は、米航空宇宙局(NASA)が今後の深宇宙探査の選択肢を検討する一方で、「Constellation」月探査プログラムを中止し、有人ロケットの打ち上げを民間企業へシフトするという、NASAにとっては急激な方針転換を意味するものだ。

 Obama大統領は、地球低軌道および月を越える探査の大まかな将来計画を初めて提示し、地球近辺にある小惑星への有人飛行任務を2020年代半ばまでに実現すること、火星の軌道周回飛行を2030年代半ばまでに実行し、その後すぐに火星への有人着陸を実現することを求めた。

 「結局のところ、有人宇宙飛行や人類による宇宙探査に対して、わたしは誰よりも真摯に取り組んでいる」とObama大統領は述べた。「しかし、われわれは賢明な方法でそれらに取り組まなければならない。これまでと全く同じことを行い、それで何とかして目標に到達できると考え続けているようではだめなのだ」(Obama大統領)

 NASAは国際宇宙ステーション(ISS)の完成やスペースシャトルの引退に取り組んでおり、その結果として2010年にケネディ宇宙センターだけでも7000人以上が職を失っている。そして、政局や景気低迷、優先事項の見直しといった悪条件が重なる中、Obama大統領の今回の新計画は発表された。

 以前からの資金不足により、NASAは既に、シャトルプログラムの終了から「Ares I」ロケットの最初の打ち上げまでの間、5〜6年の空白期間が発生する問題に直面していた。Ares Iロケットは、Constellationプログラムの一環として現在設計されているところだ。その空白期間中、NASAは米国人宇宙飛行士の宇宙ステーションとの往復手段として、ロシアの「Soyuz」ロケットに有料で乗せてもらうことを余儀なくされるだろう。

 現在提案されているConstellationおよびAresシリーズのロケットの中止によって、NASAは新しいロケットやカプセルの建造を民間企業に依存するようになる。そうした「有人打ち上げに格付けられた」ロケットや宇宙船は現在存在しない。しかし、民間部門は3〜5年で新しいハードウェアを完成させた後、最初に貨物用カプセルを宇宙ステーションに向かって打ち上げ、最終的には宇宙飛行士も打ち上げられるようになるだろう、とObama政権は考えている。

 深宇宙の探査については、Obama政権は2015年に新しい重量級ロケットを開発する計画を推進する予定だ。この重量級ロケットはConstellationプログラムの「Ares V」に取って代わるもので、未来の有人宇宙船が地球の軌道から深宇宙のさまざまな目標に向かって飛び出せるようにする。月、地球近辺の小惑星、火星の衛星、そして最終的には火星自体も目的地になる可能性がある。

 Obama大統領は、Constellationプログラムの「Orion」乗組員用カプセルを国際宇宙ステーションで緊急避難用装置として利用できるように改造する計画を承認し、同宇宙船を将来の深宇宙ミッションへ向けた試験台として使うことを約束した。

 Obama大統領は、乗組員用カプセルと推進システム、大量の補給品を深宇宙に送ることのできる高度な重量級ロケットの研究に30億ドルの予算を割り当てる予定だと述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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