高画質、3Dからプレゼント用まで--“ヒット商品”デジタルフォトフレーム最新事情 - (page 2)

加納恵(編集部)2010年04月13日 10時00分

通信キャリアがリードする通信機能付きモデル

 携帯性の良さ、所有率で群を抜くデジタルカメラ機能付き携帯電話。有効画素数500万画素超モデルが続々と登場し、デジタルカメラに並ぶ高性能を備える製品も出てきている。また撮影した画像をそのまま送信できる手軽さも魅力の1つ。その受け手側として、通信機能内蔵のフォトフレームが通信キャリアを中心に発売されている。

 ソフトバンクモバイルでは「PhotoVision」シリーズを展開中。7型液晶を搭載した「PhotoVision HW001S」は独自の電話番号を持ち、ソフトバンクモバイルの携帯電話からHW001Sの電話番号宛に写真付きメールを送信が可能。パソコンの設定やメモリカード経由での画像移動を省略して写真を共有できる。384Mバイトの内蔵メモリとカードスロットも装備。「Eメールサービス」に加入すると、他社の携帯電話や電子メールアドレスからの画像受け取りにも対応する。

 メッセージ付きで画像を送信すると、画像とメッセージの両方を映し出せるNTTドコモの「フォトパネル02」。「定額ユビキタスプラン」と「お便りフォトサービス」の契約により、利用が可能になる。写真を送る日が指定できる「送信予約」、好みに合わせた写真が配信される「フォト配信」など、配信サービスも充実。写真が届くとフォトパネルのタッチボタンが光って知らせてくれる。液晶サイズは9型。256Mバイトの内蔵メモリとSDカードスロットを装備している。

 KDDIは、他社の携帯電話やPCからも写真が受信できる「PHOTO-U SP01」を6月以降に発売予定だ。静止画のほか、音声、Flash、GIFアニメーションの再生にも対応。メールを受け取る相手先を制限するセキュリティ機能も内蔵する。本体には1Gバイトメモリを内蔵し、SDカードスロットも装備。液晶サイズは7型だ。

 赤外線通信機能を備え、携帯電話で撮影した写真をワイヤレスで転送できるのが三洋電機の「ALBO HNV-S70」だ。7型の液晶モニタを搭載し、SD/SDHCカード、メモリースティック、USBメモリからのコンテンツ取り込みが可能だ。部屋の明るさを感知してディスプレイが自動でオン、オフする照度センサを内蔵。タテ置き、ヨコ置きに対応するほか、壁掛けもできる。ボディカラーはバニラホワイト、フランボワーズピンク、エスプレッソブラウンの3色を用意。

  • ソフトバンクモバイル「PhotoVision HW001S」

  • NTTドコモ「フォトパネル02」

  • KDDI「PHOTO-U SP01」

  • 三洋電機「ALB0 HNV-S70」

 

“贈る”工夫を盛り込んだプレゼントにも最適なモデル

 デジタルフォトフレームの購入理由として上位にランクするプレゼント。デジタルフォトフレームの中には、プレゼントしやすいような工夫が盛り込まれた製品が登場している。

 日本サムスンの10型モデル「1000P」は、包装箱を裏返すとプレゼント用のデザインになるリバーシブル包装箱を採用した。本体にはBluetooth2.0を標準搭載し、対応機であれば、携帯電話、パソコン、デジタルフォトフレーム同士で無線通信ができる。2Gバイトメモリを内蔵したほか、SDカードスロットを装備。パソコンとUSB接続すれば、パソコン用のミニモニタとしても利用できる。

 電源を入れたときに、写真と同時に「結婚おめでとう」などメッセージが表示できる「ギフトメッセージ」機能を内蔵したのが、LGエレクトロニクス・ジャパンの「F7010N」だ。日本語、英語、フランス語など15カ国語に対応しており、ギフトメッセージも15カ国語分が搭載されているという。液晶サイズは7型。バックライトにはLEDを採用している。2Gバイトの内蔵メモリを備え、USB接続によるPC用ミニモニタとしても利用可能だ。

 ソニーの「S-Frame DPF-D75(WZ)」は、スワロフスキーのクリスタルガラス「クリスタライズ」をデザインした華やかなフレームが特長。液晶モニタは7型で、写真を鮮やかに映す「クリアフォト液晶」を採用している。マルチカードスロットと256Mバイトのメモリを内蔵。再梱包しやすいパッケージを用い、内蔵メモリに写真を保存したり、メッセージカードを入れたりしやすい。

  • 日本サムスン「1000P」

  • LGエレクトロニクス・ジャパン「F7010N」

  • ソニー「S-Frame DPF-D75(WZ)」

 

デザインで楽しむ、持ち歩きたくなるミニサイズモデル

 手軽にデジタルフォトフレームを楽しみたいという人向けに、1.5〜3.5型程度のミニサイズの製品が登場している。個性的なフレームデザインを採用しているモデルも多く、好みのフレームをチョイスすることも可能だ。

 マウスコンピューターでは、ミッキーとミニースタイルのフレームを採用した「framee-Pocket」をラインアップしている。1.5型の液晶モニタを搭載し、重量約26gの手のひらサイズを実現している。赤いフレームのミッキースタイルと、ピンクフレームのミニースタイルの2モデルをラインアップ。2Mバイトの内蔵メモリに100枚以上の静止画が保存できるとのこと。リチウムポリマー充電池で駆動する。

 高さ105mm×幅125mm×奥行き60mmの本体に、3.5型液晶モニタ、SDカードスロット、FMチューナ、アラーム機能などを内蔵したグリーンハウスの「GAUDI GHV-DF35TV」。テレビの形をしたフレームデザインで、ホワイト、ブルー、ピンク、イエローの4色展開となる。内蔵バッテリは約4時間30分の充電で、最大2時間の使用が可能だ。

 本体を振るとデコレーション用のフレームが表示され、保存した静止画を合成加工できるタカラトミーの「ふりふりフォトフレーム」。「フレーム加工モード」「アルバムモード」「毎日占いモード」と3モード、全170種類のフレーム合成を用意している。液晶サイズは2.36型。単4アルカリ乾電池3本で駆動する。本体重量は約90g。2Gバイトまでのmicro SDカードに対応する。

  • マウスコンピューター「framee-Pocket」(c)Disney

  • グリーンハウス「GAUDI GHV-DF35TV」

  • タカラトミー「ふりふりフォトフレーム」

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