Microsoftは米国時間4月7日、「Exchange Server 2010」で計画中のサービスパックに関する初の詳細を発表した。同電子メールおよびカレンダー用サーバソフトウェアに複数の新機能が追加されることになる。
「Service Pack 1(SP1) for Exchange 2010」では、一般的なバグの修正や調整に加えて、メールのアーカイブと検索の向上、「Outlook Web Access」の改良、より優れた管理機能などが可能になる予定だ。
Microsoftは、同サービスパックのベータ版を6月に提供し、正式版を2010年後半にリリースする予定である。
Outlook Web Accessの改良では、メール閲覧用ペインの移動やテーマが復活し、メッセージ内容を事前に取得したり、大きなサイズのファイル添付といった時間のかかるタスクの進行中に他の作業を進めたりできるなど、パフォーマンスの向上が図られる。アーカイブおよび検索の分野では、複数のメールボックス検索の向上や、データの削除およびアーカイブの自動化を改良する「retention policy tags」の作成といったアップデートがなされる。
MicrosoftのMichael Atalla氏はブログ投稿で、「SP1で提供する多くの改良点は(製品版がリリースされてから)これまでの間に寄せられたフィードバックに対してダイレクトに対応した結果である。非常に短期間のうちに速やかな対応を行い、こうした改良や革新をExchange 2010へ導入できることをうれしく思う」と記した。
Microsoftは、2009年10月にExchange Server 2010の最終コードを完成させており、同製品を2009年秋にリリースした。Exchange Server 2010では、とりわけ「ミュート」ボタンが新たにサポートされ、希望しない特定のスレッドを無視することが可能となった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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