ドコモ・ドットコムが実施したEC利用動向調査の結果によると、携帯電話では電車などでの移動中に商品を購入する人が3割を超えるという。
この調査は、携帯電話とPCでの利用者動向の違いなどを調べたもの。対象は全国在住の13歳以上のNTTドコモ FOMAユーザー。2009年9月3日から9月10日にかけて、PCでのインターネットリサーチにより実施した。有効回答者数は2194名。
商品を購入する際のシチュエーションでは、PCの場合「自宅でくつろいでいる時」が92.9%と圧倒的に多く、次いで「寝る前」(20.6%)、「テレビを見ている時」(16.8%)と比較的余裕をもって購入しているケースが多かった。これに対し携帯電話では、自宅に加えて「電車などの移動中」(36.3%)、「職場・学校などでの休憩時間」(34.6%)、「待ち合わせなどの空いた時間」(28.3%)といった隙間時間を利用して購入する傾向も高い。
携帯電話からの商品購入状況を性別にみると、男性は「電車などの移動中」「職場・学校などでの休憩時間中」、女性は「自宅でくつろいでいる時」「寝る前」がそれぞれ高めとなっている。
携帯電話のインターネットショッピングにおいて商品購入を促進する要素について調べたところ、「特典がある(ポイント・プレゼント付き)」が最も多く、7割超が購入まで至った経験があると回答している。これは、大手ショッピングモールを利用しているユーザーが多いためとドコモ・ドットコムは分析している。
「あと少しで送料が無料になるという案内があること」「レビュー・購入者の声などで評判がよかったもの」に関しても、半数以上のユーザーが購入経験ありと回答した。特に女性は第三者の客観的意見を参考にしながら商品を選ぶ傾向にあるとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」