シャープは3月18日、自動車のバックモニタ用に適した車載向け1/3.7型32万画素CMOSカメラユニット「RJ642A10000Q」を開発した。業界最薄の19.5mmを実現したという。3月23日よりサンプル出荷を開始し、5月25日からの量産を予定している。サンプル価格は1万5000円。
RJ642A10000Qは、画像処理回路を内蔵した高感度CMOSセンサやレンズ、防塵・防水対応の筐体、映像出力ケーブルなどを一体化したカメラユニットだ。シャープが携帯電話用カメラモジュールで培った高密度実装技術により、従来比の約3分の1となる容積7ccを実現したとのことだ。
カメラユニットは接続したカーナビゲーションや液晶モニタなどに、車幅のガイドラインを表示することが可能。サイズは、高さ19.0mm×幅19.0mm×厚さ19.5mmと小型・薄型のため、自動車のデザイン性を損なわずに取り付けられるとしている。
車載カメラは、後方の安全や駐車位置を確認するバックモニタ用途として、国内市場を中心に普及が進んでいる。また、米国では車両後方の安全性を高めるために、バックモニタなどの法制化の動きがあるとのことだ。
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