Steve Jobs氏の給料は1ドルだが、同氏の代役を6カ月務めた人物にはその費用として500万ドルが支払われる。
Appleが米国時間3月12日に米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によれば、これは、同社の最高執行責任者(COO)であるTim Cook氏が、2009年1〜6月のJobs氏の医療休暇中に同CEOの代役を務めたことに対する報酬として、10日に支払われた金額だという。
提出書類によれば、Apple取締役会の報酬決定委員会は、「Cook氏の素晴らしい業績」に対する感謝の印として、同氏に1回限りの500万ドルのボーナスと制限付き株式7万5000株を与えるという「Steve Jobs氏の提案を全会一致で承認」したという。
Cook氏への巨額のボーナスは、AppleとJobs氏にとってのCook氏の価値を明白に示している。Jobs氏は、公の製品発表の場や最近のAppleの株主総会でCook氏への謝意を述べるなど、2009年のJobs氏不在中にCook氏が成し遂げた仕事について、ことあるごとに同氏を賞賛してきた。
Jobs氏の不在中、Appleは2四半期連続で驚異的な業績を上げたほか、「iPhone OS」のアップデートや、新しい「iPhone 3GS」ハードウェアもリリースした。Cook氏の指揮の下で、Appleは新しい「iPod」「MacBook」「Mac OS」も完成させた。これらの製品は、Jobs氏が6月に職務に復帰した直後に発売された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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