では、さっそく本体を見ていこう。ヘッドホンシステムは、ワイヤレスヘッドホンと送信用トランスミッタの構成。
ワイヤレスヘッドホンは、ハウジングがつや消しで、金属を使用したような外観。そのため「重そうだな」と思っていたが、本体重量170gと見た目よりずっと軽い。ハウジングはマットなゴム素材でコーティングしている。ヘッドホンをカバンに放り込んでしまうような雑な扱いをする筆者のような人間には、これはとてもありがたい。
トランスミッタ部にはステレオジャックの接続プラグがあり、これをプレーヤーのイヤフォンジャックに入力する。直接入力するのが基本だとは思うが、入力部がとりつけにくい場合には、付属の延長ケーブルを使って入力することもできる。トランスミッタ部の外装にもゴム素材を使っているが、これは延長ケーブルを使ってプレーヤーと接続した時に、プレーヤーを傷つけないための配慮かと思われる。
ヘッドホンの左ハウジング部に電池の格納部があり、こちらに単4形乾電池2本を入れる。また、トランスミッタもカバーを外し単4形乾電池2本をセットする。合計4本で最大約40時間の再生が可能だ。
トランスミッタの三角形のボタンを押すと、ボタン部分が赤く点滅し、同期先を探し始める。続いてヘッドホンのハウジング部の電源を押すと同期が始まる。あらかじめペアリングがされているので、購入時は、両者の電源を入れると自動的に同期される。設定は難しくはない。
ボリュームはハウジング部中央の上と下を押して調整する。上が音量アップ、下がダウン。ハウジング部の上部全体を押すことで音量がアップするので、押し間違いもなく、直感的に使える。ヘッドホンにボリューム操作部がある場合、つまみが小さく操作が煩雑なことが多いが、これはかなり使いやすかった。音量調整はヘッドホンをつけるたびに、必ず操作することになるが、このユニバーサルデザインは素晴らしいと思った。
音楽を再生しているときに、電源ボタンを押すことで、ミュート状態にもなる。こちらのボタンも大きいので、急に外の音が聴きたくなったときでもすぐにミュートできるだろう。
電源をオフにする時は、ヘッドホン本体か、トランスミッタの電源ボタンを長押しする。片方の電源をオフにすれば、もう片方は1分後に自動で切れる。また、接続機器から5〜7分程度まったく信号が入らない時にも、自動的に電源が切れる。
ただ、ヘッドホンとユニットが同期されている場合には、10秒間隔で点滅する。またヘッドホンの電源と連動してプレーヤーの電源は切れないので、プレーヤーの電源をオフを忘れないように注意が必要だ。
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