「SearchWiki」を導入してから1年以上が経過した後に、Googleは、スター(星印)を用いた検索結果のカスタマイズという異なるアプローチの導入を決定した。
SearchWikiでは、ユーザーが検索結果に表示されるサイトの上昇や削除などを設定可能だった。Googleは現在、その代わりに気に入った検索結果の隣に表示されたスターをクリックする新システムへと移行している。
プロダクトマネージャーのCedric Dupont氏およびプログラマーのMatthew Watson氏は米国時間3月3日、公式ブログへの投稿に「次に検索を実行する時は、スターをクリックした項目が、関連する検索結果の最上部に特別なリストとして表示されることになる」と記した。
Googleは、さまざまな同社の提供サービスでスターを活用している。「Gmail」でフラグをつけるメッセージはスターをクリックし、Googleのソフトウェアバグトラッカーで参照したい問題にもスターをつけ、「Google Reader」でもRSSフィードアイテムにスターをつけるようになっている。新たに3日に発表されたスターを活用するシステムは、地図サービスにも適用されると、Googleは明らかにしている。
SearchWikiでは何が問題だったのであろうか?
Dupont氏およびWatson氏は「われわれの実施したテストにおいて、人々は将来の参照用にウェブサイトへマークをつけるというアイディアを本当に好むものの、Googleが提供するオーガニックな検索結果のオーダーまで変更することは望んでいないことが判明した」と語っている。
スターをつけたエントリに関しては、「Google Bookmarks」や「Google Toolbar」から参照して編集可能である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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