ソースネクストは3月1日、事業戦略発表会を開催し、年内をめどにiPhone向けに30タイトルを提供すると発表した。
第1弾として、4月中旬をめどに「超字幕 どこでも単語」をApp Storeで無料配布する。超字幕 どこでも単語は、映画やドキュメンタリー番組を丸ごと1本収録した英語学習ソフト「超字幕」シリーズと連携したiPhone用のアプリケーションだ。
超字幕から覚えたい単語を登録しておき、iPhoneで同期するといつでもiPhoneから単語をチェックできる。覚えた単語は、iPhone上から消去することも可能だ。映画で使用頻度の高い厳選表現を100個収録した「映画で学ぶ!ネイティブ厳選表現100」が登録されており、超字幕ユーザーでない人も学習できるという。
超字幕ユーザーへのアンケートでは、英語の学習を通勤途中などの移動中に行なっているユーザーが59%と半数以上を占めており、移動時間の学習に活用できるソフトウェアとして開発したという。
ソースネクストでは今後、「携快電話」「筆王」「特打」「驚速」など、主要ブランドを中心にiPhone向けアプリをリリースするとしている。
さらにハードもソフトも3年間何度でも相談できる「パソコンなんでも相談サービス ほっ!」を10万本限定で4月2日に発売すると発表した。価格は単品が4980円で、ウイルスセキュリティZEROとのパック販売版が7980円。
パソコンなんでも相談サービスは、ソースネクスト製品だけでなく、他社のソフトウェアやPC本体、PC周辺機器などPCに関する相談を3年間何度でもできる有償サービスだ。365日、9時〜24時までいつでも問い合わせが可能という。
ソースネクストによれば、2009年のパソコンソフト市場におけるシェアは21.2%で7年連続で1位を獲得したという。その主力製品となっているのが「ウイルスセキュリティZERO」と「超字幕」シリーズだ。
ウイルスセキュリティZEROは、2009年2月に660万人のユーザー数を突破。検知率は、2010年1月時点で売上げ上位3つのうち、NO1を獲得したという。
超字幕シリーズは、パラマウントやワーナー、ディスカバリーとの提携によりラインアップを増やしており、3月には152タイトルを突破。約30万本を売り上げる見込みという。語学・検定ソフトカテゴリで、超字幕発売前と発売後の市場規模を比べると、約2倍に拡大しており、「新たな市場を開拓した」と代表取締役社長の松田憲幸氏は自信を見せる。
今後はiPhoneアプリに加えAndroidなどのスマートフォン向けにも「前向きに検討したい」という。
スローガンはこれまでの「みんなわくわく、パソコンソフト」から「ソフトでワクワク」と広くした。これまでのPCソフトの枠を超え、スマートフォンやサポートなどを通し、ソフトウェアをもっと楽しむための総合メーカーを目指すとしている。
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