ソースネクストは12月7日、Windows 7へ移行するためのサポートページ「誰でもカンタンWindows 7 引越術」を開設したと発表した。
誰でもカンタンWindows 7 引越術は、従来のPCからWindows 7搭載のPCへデータを移行する場合の不安を解消する「乗り換えタイプ診断」ができるサイト。ソースネクストが発売する引越しツール「ソースネクスト マカセル引越(マカセル引越)」のプロモーションの一環となる。
マカセル引越は、移行に必要なLANケーブルなどをセットにし、最短で3ステップで移行できるようにしたソフトウェア。iTunesなどの音楽データの移行にも対応するのが特長だ。
発表会には、マイクロソフト コマーシャルWindows本部 本部長の中川哲氏が登壇。マイクロソフトのウェブサイトでも、ソースネクスト特設ページを開設するという。「マカセル引越し」による簡単な乗り換え方法やWindows 7対応製品などを紹介するとしている。
Windows 7は、10月22日の発売から約2カ月あまりが経過した。Windowsの発売状況は、BCNのデータによれば前年同月比で11月は約6.2倍という。詳細のデータは公表できないとしながらも、「10月から12月の四半期で7倍程度、もう少し伸びるに違いない」と期待を語った。
マイクロソフトによれば、Windows 7の発売から2週間でコールセンターの問い合わせはピークを迎え、現在は落ち着いてきているという。ユーザーからは、早く動くようになったなどのパフォーマンスに関する喜びの声が寄せられる一方で、問い合わせ内容のトップ3は「アップグレード方法」「システム要件の確認」「Windows XP Mode」と話した。
12月に入るとまたサポートコールが増えてくる傾向にあると中川氏は語る。「発売当初の10月から11月はスキルの高いユーザーが移行している。12月は年賀状シーズンでもある。新しいPCとプリンタを買うか、といった一般のユーザーも増え、初心者の質問が増えると思っている」とした。
10月における国内PC出荷台数実績は、前年同月比21.5%増。2008年4月以降で最高の伸び率になるなど、市場の期待は高い。
今回、ソースネクストとともに乗り換えのしやすさをアピールすることで、さらにPCソフト市場、PC本体市場を盛り上げたいとしている。
ソースネクストによれば、同社のホームページでもWindows 7に対応する一覧ページがWindows 7発売前の約2.8倍以上で推移しているという。ソースネクストの常務取締役 セールスグループ担当執行役員の小嶋智彰氏は、「Windows 7の発売が、ソフトウェア市場全体の活性化につながっている」と語った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス