ファミリーマートは、デジタルサイネージを活用した実験を都内のファミリーマート20店舗で5月に開始する。広告のほかニュースや地域情報も放映し、ファミリーマートを「街の情報発信拠点」(同社)にしたい考えだ。
産経新聞社や、放送作家の高瀬真尚氏が代表を務めるズノーがファミリーマート向けにオリジナルコンテンツを制作する。芸能、エンターテインメント情報を柱とし、緊急ニュースなども報道する。
また、コンビニ業界で初めて店外、店内の両方へ情報提供が可能な両面液晶ディスプレイを採用する。これはコンテンツ配信システム開発のブイシンクが開発したファミリーマート専用機で、店外向けは46インチ、店内向けは40インチのディスプレイとなる。店外向けの46インチディスプレイは、通常の3倍以上となる1700カンデラの明るさをもつ。表示する広告コンテンツは店外と店内で変更可能だ。
ディスプレイにはFeliCa端末を搭載し、ユーザーがFeliCa対応の携帯電話をタッチすると、ポイントが貯められたり、クーポンが取得できたりする。
なお、コンビニ業界ではローソンがアサツーディ・ケイ(ADK)、NTTドコモと共同で、デジタルサイネージを用いた広告配信事業を展開する合弁会社を設立する予定だ。
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