NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は1月27日、外出先から社内ネットワークに接続し業務アプリケーションを利用できるサービス「Master'sONE セキュアモバイル定額通信サービス」に、オンラインストレージサービス「モバイルフォルダ」を提供すると発表した。無料版は2月10日から、有料版は4月1日からそれぞれ提供する。
今回のモバイルフォルダでは、仮想私設網(VPN)サービス「Master'sONE」の企業ネットワーク上に、社外からアクセス可能な専用のデータ保管場所を提供する。ユーザーは外出先でデータを取り出せるため、PCやUSBにデータを保管して持ち歩く必要がなくなるという。
対応クライアントOSは、Windows XP、Windows Vista、Windows 7。これらに標準搭載されるWebDAVクライアントでアクセスする。
利用プランは、無料版と有料版の2つを用意する。無料版の「一時保存タイプ」は、保存容量1Gバイトで保存期間が2週間まで。NTTPCによると、保存データを頻繁に入れ替えたり、持ち出したりする機会の多いユーザー向けという。
有料版は、契約期間中のデータが削除されず保存される。データを常時保管したいユーザー向けとしている。料金は1IDあたり、保存容量1Gバイトで月額315円、2Gバイトで月額630円、4Gバイトで月額945円、8Gバイトで月額1575円となる。
セキュアモバイル定額通信サービスは、NTTドコモのFOMAデータ通信端末を使って、外出先から社内ネットワークにアクセスできるモバイル通信サービス。ワンタイムパスワード認証などのセキュリティ機能を標準搭載している。料金は初期費用2万円で、月額5700円から。
NTTPCは2011年までに、セキュアモバイル定額通信サービスのアカウント数8万件、売り上げ40億円を目指す。
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