米Yahooは2009年第4四半期決算において、売り上げが前年同期から減少したものの、ウォール街と自社の予測を上回ったことで、引き続き財務の信頼回復に向けて前進した。
Yahooは米国時間1月26日のプレスリリースで、2009年第4四半期の売り上げが17億3000万ドルとなり、前年同期比で4%の減少だが、前期からは10%増加したと発表した。これは、2009年第3四半期後に同社が示した予測の最高額(17億ドル)を上回っている。トラフィック獲得コスト(TAC)を除いた売り上げは12億6000万ドルで、アナリスト予測の12億3000万ドルを上回った。
売り上げは前年同期から減少したものの、2009年第4四半期の純利益は1億5300万ドルで、前年同期の3億300万ドルの損失から回復した。ただし、2008年の純利益の数字は、のれん代の一括償却で落ち込んだものだ。諸費用を除外した非GAAPベースの1株当たり利益は、前年の21セントから15セントに落ち込んだが、ウォール街が予測していた11セントは上回った。
最高経営責任者(CEO)にCarol Bartz氏が就任してからYahooが初めて迎えた通年決算は、売り上げが65億ドル、純利益が5億9800万ドルだった。2008年比で売り上げは10%減少したが、純利益は43%増加した。
Yahooは2010年第1四半期について、売り上げが15億7500万ドル〜16億7500万ドル、営業利益が9000万ドル〜1億1000万ドルと予測していると述べた。同社によると、この数字には、検索分野でMicrosoftとの契約が締結された場合に生じる影響は含まれていないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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