AOLは米国時間1月25日、オンライン動画の作成および配布技術を手がける新興企業StudioNowを3650万ドルで買収したことを発表した。
StudioNowは、AOLが2009年に設立したメディアコンテンツ管理システムSeed.comに統合される。Seed.comは、AOLが前親会社のTime Warnerから分社化したのと同時期に設立された。
Seed.comは、AOLにとって興味深いとみられるメディア報道の分野を特定し、それからフリーランスのジャーナリストや写真家に作業を振り分ける。StudioNowの買収で、動画コンテンツの取り込みが容易になると期待されている。
時期を同じくしてAOLは、ニューヨークにあるエンジニアリングおよび開発センターを率いる人物として、以前にGoogleとMicrosoftで製品およびエンジニアリングマネージャーを務めたJeff Reynar氏を雇用した。AOLは、2007年後半に本社をニューヨークに移転しており、現在、同様の開発センターをカリフォルニア州マウンテンビューおよびサンフランシスコ、インドのバンガロール、アイルランドのダブリン、イスラエルのテルアビブ、そして以前ワールドワイド本社を置いていたバージニア州ダレスなどで運営している。
Reynar氏は声明で次のように述べている。「ここでエンジニアを見いだし、新たな若いエンジニアリングの才能をニューヨーク市にもたらし、消費者に明確に差別化される製品の開発に向かう今後に期待をふくらませている。ニューヨークは世界のメディア首都であり、コンテンツ事業に多くのエンジニアリングを集結させることで、インターネットの利便性は現在よりもさらに高まるだろう」
AOLはまた、現在の最高技術責任者(CTO)であるTed Cahall氏の離職に伴い、新たな人材探しを始めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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