噂されているAppleのタブレットの外観や機能については、これまで多くの憶測がなされてきた。だが、RBC Capital MarketsのアナリストMike Abramsky氏は、米国時間1月27日に発表されると見られるこの機器が、Appleにもたらし得る売り上げを予測している。
AppleInsiderの記事によると、Abramsky氏はタブレット1台の販売価格を600ドルと予測しているという。この価格だと、初年度に500万台が売れるという「基本の」シナリオで、Appleの売り上げは28億ドルも伸びることになる。
もちろん、昨今では新製品を発売する際に価格がどれだけ重要かということは誰もが知っている。そこで、Abramsky氏はほかに2つのシナリオを示した。もしAppleがタブレットを800ドルで販売すれば、販売台数は100万台で、売り上げは7億7700万ドルとなるだろう。
ここでは、価格が高くなれば販売予測台数は下がるという傾向が見てとれる。
AppleInsiderに再掲された声明の中で、Abramsky氏は次のように述べている。「(1月27日に発表されると予測される)Appleのタブレットに対する期待は、十戒をもたらすモーゼへの期待に似ている。高い期待にもかかわらず、われわれは、Appleが『Mac』によってPCを再定義したように、革新的なタッチ機能やジェスチャ機能と『iTunes』コンテンツを共に備えた新しいポータブル機器への欲求を『創造する』ことによって、ポータブルコンピューティングを再定義する計画だと考えている。『ヒット』を生み出せば、Appleにとって新たな成長の原動力となる可能性がある」
Appleが1月27日のイベントを発表して以来、タブレットをめぐる噂は最高潮に達した。しかし、同社の最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏を除けば、それがどんなものになるのかを実際に知る者はほとんどいない。現在の噂で特に支持を集めているものの中では、動画を見たり音楽を聞いたりできるだけでなく、雑誌や新聞も読める、「iPod touch」を大型化したような外見になる、という予測がコンセンサスを得ているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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