アップル、ソーラーパネルを内蔵する電子機器を検討中か

文:Martin LaMonica(CNET News) 翻訳校正:湯本牧子、高森郁哉2010年01月25日 10時58分

 Appleは、「iPod」のエネルギー源として太陽に目を向けている。

 Appleの従業員が、組み込み型太陽電池を使って給電する電子機器に関連する特許を申請したことを、ウェブサイト「Patently Apple」が発見した。「Power Management Circuitry and Solar Cells(電源管理回路と太陽電池)」と題されたこの申請は、2008年8月に提出され、米国時間1月21日に正式公開された。

 ただしこれは、太陽光から電力を得る電子機器に関連してAppleが初めて申請した特許ではないようだ。2006年10月、今回の特許を申請した従業員たちの少なくとも1人によって、「Solar Cells on Portable Devices(携帯機器上の太陽電池)」と題した、より汎用的な特許が申請された。この申請が2008年に公開されたとき、元をたどるとAppleのiPod担当エンジニアに行き着いた。

 2006年の特許申請では、独立したソーラーパネルを組み合わせるのではなく、透明の太陽電池を表面に張りつけた、iPodのような小型の機器を想定している。

 今回公開された特許申請は、機器上の複数の太陽電池から供給される電流を管理する電気電子工学を取り扱っている。たとえば、この特許申請では、機器への電力供給や機器の電池充電のために、太陽電池から十分な電圧を確保する方法を概説している。

 太陽光発電に関連する申請特許公開の1週間前にあたる1月14日には、家庭用エネルギー管理に関するAppleの特許申請が明らかになった。このなかでAppleのエンジニアらは、家庭内の配線を利用して電力とデータの流れを管理することにより、複数の電子機器に対し効率的に電力を供給する方法を記述していた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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