ソニーは1月18日、「VAIO」の春モデルとして、ノートPC 7シリーズと、ボードPC 2シリーズを発表した。1月23日より順次販売を開始する。
新登場するのは、ノートPC「Fシリーズ」3機種、「Cシリーズ」2機種、「Sシリーズ」「Wシリーズ」「Gシリーズ」「Bシリーズ」「Yシリーズ」各1機種ずつの10機種と、ボードPC「Lシリーズ」「Jシリーズ」各2機種ずつの計4機種の計14機種。いずれも価格はオープン。
春モデルでは、写真やビデオのコンテンツを自動整理し、手軽に管理ができるVAIOオリジナルソフトウェア「PMB (Picture Motion Browser)」を「PMB VAIO Edition」へとリニューアル。ショートムービーやディスク作成ができる「VAIO Movie Story」のインテリジェント機能と高画質化機能を加え、向上させたとのことだ。
また、ユーザーの好みや視聴時間帯に合わせ、VAIO内に撮りためた写真やビデオ、音楽、関連するウェブ動画などを自動検索してユーザーにおすすめする、オリジナルソフトウェア「Media Gallery」の搭載モデルも拡大させたという。
さらに、ノートPCのF、C、S、Yシリーズには、オリジナルアプリケーション「VAIO Care」を新搭載。「ASSIST」ボタンを押すことで、Windowsの設定などを自動で最適化してトラブルを未然に防止するほか、トラブル発生時は解決策を表示してユーザーをガイドするとのことだ。
Fシリーズは、新筐体を採用したプレミアムホームAVノートPC。16.4型フルHD液晶と地上デジタルダブルチューナー、Blu-ray Discドライブを搭載し、ハイビジョン映像を快適に視聴、保存できる。
最上位モデル「VPCF119FJ/BI」では、クアッドコアCPUや高性能グラフィックアクセラレーター、カラーマネジメント対応の広色域液晶と、専用ソフトウェアなどの組み合わせにより、データ容量の大きいRAW画像やハイビジョン映像を快適に編集できる環境を整えたとのことだ。
またFシリーズでは、VAIO初となる近距離無線転送技術 「TransferJet」 対応のパームレストの選択が可能。対応するデジタルカメラなどの機器をTransferJetポートにかざすだけで、簡単に静止画や動画などのデータ転送が実現する。店頭販売モデルの市場想定価格は17万円前後からとなる。
モバイルノートPCのSシリーズ「VPCS119FJ/B」は、13.3型ワイド液晶を搭載。重量は約2kgで約5時間のバッテリ駆動を実現した。受信最大約20Mbps、送信最大約6MbpsのモバイルブロードバンドWiMAXや、2.4GHz/5GHz無線LANに対応している。
本体カラーは、ブラックとピンク、シルバー、ホワイト、グリーンの5色に加え、天板がブラックでパームレストがシルバーのブラック&シルバーの計6色から選択できる。店頭販売モデルの市場想定価格は15万円前後となる。
YシリーズもモバイルノートPCの新シリーズだ。13.3型ワイド液晶を搭載しながら、高さ約23.7mm(最厚部約32mm)×幅326mm×奥行き226.5mmのコンパクトボディと重量約1.78kgの軽量筐体を実現した。ACアダプタも約200gと小型で持ち運びしやすい。
受信最大7.2Mbpsの高速無線WANに対応し、標準バッテリで最長約9時間のバッテリ駆動を実現。VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルでは、SSDを最大約256Gバイトまで搭載できる。店頭販売モデル「VPCY119FJ/S」の市場想定価格は11万5000円前後となる。
このほかのVAIO春モデルとして、18.4型ワイド液晶を搭載した大画面ノートPCのCシリーズと15.4型ワイド液晶を搭載したBシリーズ、12.1型液晶を搭載したモバイルノートPCのGシリーズ、10.1型ワイド液晶を搭載したネットブックWシリーズが登場した。
さらに、ボードPCの24型ワイド液晶搭載モデルLシリーズと、20.1型ワイド液晶搭載モデルJシリーズがラインアップされている。
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