Facebookは3億5000万人の登録ユーザーに対して、同社がユーザーの安全を真剣に考えていることを示すため、セキュリティ企業McAfeeとの提携を開始した。これにより、McAfeeの「Internet Security Suite」ソフトウェアを6カ月間無料で使用する権利、無料期間終了後の割引サブスクリプション、さらにFacebook上でカスタムセキュリティソフトウェアと教材が提供されることになった。
リリースでは「Facebookはこの提携によって発生するすべての報奨金をユーザーの利益のために活用し、ユーザーサブスクリプションから発生する売り上げは一切受け取らない」と説明している。McAfeeはまた、悪意のある攻撃によってユーザーのFacebookアカウントが侵害を受けた場合に、Facebookユーザーが自分のハードドライブをクリーンな状態にできる無料ツールも開発した。
さらに、McAfeeはFacebookのセキュリティホームページ向けコンテンツも提供する。
現時点では、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、英国、オーストラリア、イタリア、ドイツ、オランダ、スペイン、フランスのFacebookユーザーが、この無料のMcAfeeソフトウェアを利用できる。前述のリリースの説明によれば、今後数カ月のうちに、さらに多くの国のユーザーが同ソフトウェアを利用できるようになるという。このダウンロード可能なソフトウェアは、「ユーザーのPCをオンラインの脅威やウイルス、スパイウェア、ハッカー、オンライン詐欺師、ID盗用者といったサイバー犯罪者から保護」する機能を備えており、現在はMcAfeeのウェブサイト上で年間約35ドルの割引価格で販売されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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