キヤノン、ビデオカメラ新「iVIS」--31シーンを自動判別するこだわりオートを搭載

加納恵(編集部)2010年01月13日 13時05分

 キヤノンマーケティングジャパンは1月13日、デジタルビデオカメラ「iVIS」シリーズにおいて、「iVIS HF S21」(S21)、「iVIS HF M31」(M31)、「iVIS HF R10」(R10)と3機種の新製品を発表した。2月中旬から順次発売される。価格はオープン。

 いずれも内蔵メモリとSD/SDHCカードスロットを備えたダブルメモリタイプで、S21、M31には、液晶モニタにiVISシリーズとしては初となるタッチパネルを採用した。モニタ上で被写体にタッチすることで追尾ができる「タッチ追尾」機能を装備したほか、「こだわりオート」「新・手ブレ補正」と3つの撮影新機能を内蔵し、「撮リプルキレイ」をコンセプトにしている。

 3機種すべてに搭載されたこだわりオートは、被写体と背景を31シーンに分類し、状況に応じて適性な設定で撮影する機能だ。夜景や夕焼けなどのほか、青空をバックにした人物、逆光の中にいる人物、スポット照明があたった人物など、より細やかなシーン認識ができるという。

 人物の顔を認識する「フェイスキャッチテクノロジー」や動きを検知する「モーションキャッチテクノロジー」に加え、新技術「シーンキャッチテクノロジー」の搭載により、多彩なシーン認識を可能にしたとのことだ。

 S21とM31には、新・手ブレ補正として、望遠撮影時の手ブレを補正する「パワードIS」を装備。さらにM31のみ、光学式のダイナミックモードに電子式の手ブレ補正を加えた。

 このほか、全機種に「本体内ダウンコンバート」機能を備え、内蔵メモリに保存したAVCHD映像をSD画質へとダウンコンバートし、SDカードに保存が可能。さらにSDカード型無線LANカード「Eye-Fi」ビデオカードにも対応しているため、ダウンコードした映像をウェブへアップロードができる。各モデルの特長は下記のとおり。

 S21は、内蔵64Gバイトメモリにダブルカードスロットを備えた。撮像素子には有効画素数約601万の1/2.6型CMOSセンサを採用。液晶モニタはタッチパネル式の3.5型鮮やかワイド液晶を使用している。ボディカラーはブラックのみとなる。店頭想定価格は14万円前後。

 M31は、有効画素299万の1/4型CMOSセンサを搭載した。内蔵メモリは32Gバイトで15倍の光学ズームを備える。オプションとして、水深40mまでの水中撮影に対応するウォータープルーフケース「WP-V2」(価格:5万9800円)を用意。「水中」「水上」と2つのシーンモードにより、水中も水上も見たままの色を再現できるとのことだ。ボディカラーはレッドとシルバーの2色。店頭想定価格は10万円前後となる。

 R10は、本体重量270g(バッテリ含まず)のコンパクトモデル。8Gバイトの内蔵メモリを装備。撮像素子には有効画素156万の1/5.5型 CMOSセンサを搭載する。ボディカラーはレッドとシルバーの2色。店頭想定価格は7万円前後となる。

写真左から「iVIS HF S21」「iVIS HF M31」「iVIS HF R10」 写真左から「iVIS HF S21」「iVIS HF M31」「iVIS HF R10」

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