GoogleによるAdMob買収の最終承認に向けて審査している米連邦取引委員会(FTC)はGoogleに対し、同案件に関するより多くの情報を提供するよう求めた。
Googleは米国時間12月23日、「2度目の要請」があったことをブログ投稿で明らかにし、「このことは、買収がすぐには承認されないことを意味しているが、われわれは、FTCが急速な成長を続けるモバイル広告分野は今回の買収が成立した後でも激しい競争が維持されるという結論に達すると確信している。そして、FTCの審査プロセスにおいて、われわれは彼らと密接かつ協力的に作業を進めていくつもりだ」と述べた。
Googleは11月初旬、モバイル広告サービス大手のAdMobを7億5000万ドルで買収する計画を初めて明らかにしたとき、連邦政府がこの買収案件を精査することを予想していると述べた。Googleは、AdMob買収が競争を阻害する脅威にならないと同社が考える理由を説明する、メディアおよび規制当局向けの特別なウェブページも用意した。厳しさを増す政府からの詮索に対処するGoogleでは、こうしたページの開設が当たり前のことになりつつある。
しかし、この2度目の要請によって、極めて曖昧な表現ではあるが「数カ月以内に買収が成立する」とのGoogleの当初予測よりも長い時間がかかる可能性が出てきた。Googleは同社が提案しているOn2 Technologies買収についても、On2 Technologiesが買収に賛成する株主の票を必要数集めるのに苦労しているようで、遅れに直面している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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