NECは12月15日、レーザプリンタの「マルチライタ」シリーズにおいて、A3対応モノクロレーザプリンタ「マルチライタ8450N」など4機種を発表した。同日より販売を開始し、出荷開始時期は2010年1月20日となる。
今回発表された4機種は、基幹業務での大量印刷に対応するため、従来機種に比べて装置寿命を1.2倍から2倍向上し、全機種で装置寿命120万ページの耐久性を実現した。1200dpi×1200dpiの高画質印刷を可能とし、鮮明な画質を求めるオフィスのニーズに対応したとしている。
また、用紙カセットのロック機構を改善してカセットのガタつきを抑えたほか、新設計の用紙ガイドを採用し、カセット内部での用紙の「あそび」を減らすなど、給紙機構を改善した。これにより、罫線などがあらかじめ印刷された用紙にもきれいに印字できる。
さらに、標準ホッパ、増設ホッパ、手差しのそれぞれにおいて、表彰状のような厚紙や自由サイズの用紙に対応した。独自の給紙方法を採用したマルチライタ2360Nや2860Nなどの従来製品との互換性も確保し、既存ユーザーの置き換えニーズにも応える。
上位機種となるマルチライタ8450Nは、毎分35.1ページの印刷を実現した。価格は14万8000円。
マルチライタ8450Nに増設ホッパ(250枚)1段分を組み合わせて提供するセットモデル、「マルチライタ8450NW」も新たにラインアップした。価格は17万8000円。
「マルチライタ8250N」と「マルチライタ8250」では、従来機種では毎分26.5ページだった印刷速度を、毎分30.5ページまで高速化した。価格は、マルチライタ8250Nが11万8000円、マルチライタ8250が8万9800円となる。
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