NECは11月21日、低価格・小型化を実現したA4対応カラーレーザプリンタ「マルチライタ5700C」および、コストパフォーマンスに優れた高速A3対応カラーページプリンタ「カラーマルチライタ9300C」を発売したと発表した。
マルチライタ5700Cは12月3日より、カラーマルチライタ9300Cは12月21日より販売を開始する。希望小売価格は、マルチライタ5700Cが7万9800円、カラーマルチライタ9300Cが19万8000円。
マルチライタ5700Cは、モノクロ機からの買い換えに適した低価格化とともに、新開発の小型タンデムエンジンの採用によるW400×H390×D439mmのコンパクトサイズを実現した。またフレームの一部に軽量で強度に優れた樹脂を採用することで、従来製品の「マルチライタ1700C」に比べて11kg軽量化し、移設も容易となった。
モノクロで最高毎分16ページ(カラーは最高毎分12ページ)の印刷ができるほか、用紙搬送経路の短縮化により、ファーストプリント時間もモノクロ約9秒(カラー約12秒)と高速。ウォームアップ時間は約25秒を実現した。
カラーマルチライタ9300Cは、新LEDエンジンの採用によりカラー毎分25ページの高速出力を実現し、「カラーマルチライタ9700C」に比べて価格性能比を約30%向上した。
節電モード時1.5Wの低消費電力を実現したほか、マルチライタシリーズで初めて、本体の一部にとうもろこし由来成分を含むバイオプラスチックを採用し、環境への配慮を強化した。
新エンジンに搭載の高精度LEDにより1200×2400 dpiの高解像度を実現し、「EA-HGトナー」により再生紙にも高画質で印刷できる。また、複写すると浮き出る「隠し文字」を強制的に印刷させる機能に対応し、クライアントPCに専用ソフトウエアをインストールすることなく、管理者の制御で紙文書からの情報漏えいを抑止できる。
さらに、マルチライタシリーズで初めてコントロールパネルへの「かな漢字」表示やトナー残量を表示し、使い勝手を向上。スキャナユニットとUSB2.0で接続することにより、カラーコピーとしても利用できる。
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