Googleは米国時間12月14日、「Google URL Shortener」(goo.gl)という名称で新たなURL短縮サービスを立ち上げ、新分野へと進出することになった。
「TinyURL」や「Bit.ly」など、既存の普及している他のURL短縮サービスとは異なり、Google URL Shortenerは、スタンドアロン型サイトで利用可能な汎用のURL短縮サービスではない。Google URL ShortenerはGoogleの提供製品に組み込まれ、まずはGoogleのブラウザ用ツールバー「Google Toolbar」とRSSサービスの「FeedBurner」から提供が開始される。両サービスは現在、文字数を少なくしながらソースコンテンツにリンクする短縮されたGoogle URL ShortenerのURLを生成可能となっている。これは、とりわけ文字数が限られるTwitterのような場所で共有するのに大いに役立つものとなる。
同機能は、Google Toolbar向けに共有ボタンを備えることで利用可能となっており、あらゆる閲覧中のページを数々のソーシャルサービスで共有できるようになる。FeedBurnerとの統合という面では、いまやGoogleは、フィードのオーナーが特定の投稿をTwitterへ自動的にダイレクト投稿可能な手法を提供し、文字数を最小限に抑えて情報の共有を可能にする。
Googleは、新たに提供されるURL短縮サービスが高速で安定したものであると述べている。同社は、マルウェアやフィッシングのスキームなどを含むページへのアクセスをブロックするため、検索インデックスに採用されているのと同じセキュリティ対策を(Google URL Shortenerでも)講じている。
Googleは公式ブログに掲載された新サービスの開始を伝える投稿において、現時点ではGoogleの提供製品に組み込まれているものの、最終的にGoogle URL Shortenerがスタンドアロン型のサイトでサービス提供を開始することになる可能性が高いことを明らかにした。こうした機能により、おそらくサードパーティーのサイトもGoogle URL ShortenerのURL短縮を自社製品に組み入れられるようになるだろう。一方、YouTube、Google Maps、Google Reader、Bloggerなど、他のGoogleの提供サービスも、すでに大半で共有機能が統合されており、Google URL Shortenerの新サービスが恩恵をもたらすことになりそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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