日経BPコンサルティングとアドモブは12月10日、「iPhone利用動向調査」の結果を発表した。
調査が示した「iPhoneユーザーの実像」は、平均年齢が男性は40.6歳、女性は36.1歳で、職業は会社員が最も多かった(男性:41.2%、女性:32.5%)。平均年収は569万円で、商品を購入する際には4大マスメディアから情報を収集するほか、男性はコミュニティサイト以外のインターネット記事や広告から、女性は友人や知人から情報を得ているという。
商品を買う際のスタイルでは、自分の考え方や価値観を重視し、周りの人とは違うものを購入する傾向がある。また「音楽(コンサート、CD、レコード)」および「書籍・雑誌・読書」への関心が高いほか、男性では「自動車」「映画・演劇鑑賞」、女性では「映画・演劇鑑賞」「ファッション、装飾品、アクセサリー」「美容(化粧品、美容器具、エステ)」などへの関心が高かった。さらに、男女とも値段の比較や商品、店舗の情報収集をインターネットを使って行っている。
一般企業が企業や製品(商品)の広告・宣伝のために無料で提供しているブランドアプリの認知について調べたところ、iPhoneユーザーの50.6%がブランドアプリを認知し、20.4%の回答者がブランドアプリを利用した経験を持っていた。利用経験者のうち58.3%が「企業、製品、商品への興味が増した」と回答している。
両社は、ブランドアプリはブランドに対するイメージを焼き付け、エンゲージメントレベルを向上させる効果が期待できるとしているが、利用経験があったのは2割に過ぎないことから、ブランドアプリを利用してもらうための施策も重要と指摘している。また、iPhoneユーザーは調査結果から、こだわった、または、ワンランク上の商品やサービスをアピールすべき対象であるとしている。
この調査は全国のiPhoneユーザーを対象に、10月23日から10月25日までの間ウェブ上で実施したもの。回答数は1000人となっている。
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