マイクロソフト、exFATのライセンスプログラムを発表

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:中村智恵子、福岡洋一2009年12月11日 10時59分
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 Microsoftは米国時間12月10日、フラッシュメモリ向けファイルシステム技術のライセンス提供を開始すると発表した。

 今回同社が発表したライセンスプログラムは、FATを拡張したExtended File Allocation Table(exFAT)フォーマットに関するものだ。MicrosoftはFATフォーマットについてもライセンス提供を行っているが、多くのLinuxディストリビューションにFATが含まれていることもあって、論争の的になっていた。

 FATでは32Gバイトだったメディアの最大記憶容量がexFATでは最大256テラバイトと、理論上は飛躍的に増える。また、Secure Digital Extended Capacity(SDXC)カードでのファイル保存が高速化し、拡張性が増したとMicrosoftは説明している。

 「オーディオや動画などリッチなファイルの使用が急増している」と、Microsoftの知的財産ライセンシング部門ゼネラルマネージャーであるDavid Kaefer氏は声明の中で述べている。「exFATは、オーディオや動画ファイルを高い信頼性のもとで高速に扱える理想的なファイルシステムだ」

 Kaefer氏はまた、exFATは「Windows 7」における重要な技術だと付け加え、「今後われわれはこの技術のライセンスを業界に広く提供し、exFATを利用する製品の開発でパートナー企業を応援しサポートしたい」と述べている。

 Microsoftによるとソニー、キヤノン、三洋電機とすでにライセンス契約を締結したという。

 カメラ、ビデオカメラ、デジタル写真フレームなど特定のデバイスカテゴリを対象として、Microsoftは一律30万ドルのライセンス料を設定しているが、電話、パソコン、ネットワークなどのデバイスで同フォーマットを利用する場合は規模に応じたライセンス料を支払う必要がある。

 Microsoftは2003年12月から、自社の知的財産である技術のライセンス提供を進めるためのプログラムを展開している。

 Linuxとの関連で、MicrosoftによるFAT技術のライセンス化は論争を呼び、同社の特許は無効と主張する動きが出ていた。

 MicrosoftがTomTomを提訴した際にも、FAT関連の特許が関わっていた。この特許侵害訴訟で両社は後に和解している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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