日立、ノーテルの通信ソフト資産を買収--LTE事業の世界展開を強化

永井美智子(編集部)2009年12月10日 17時15分
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 日立製作所は12月9日、カナダNortel Networks Limited.、米Nortel Networks Inc.、カナダNortel Networks Technology Corporationから、次世代高速移動通信技術「Long Term Evolution(LTE)」のネットワーク機器開発に関連したソフトウェア資産を1000万ドル(邦貨換算で約9億円)で買収したと発表した。今後、需要の拡大が見込まれるLTE分野において、世界市場への参入を図るのが狙いだ。

 現在、日立のLTEネットワーク機器は、移動体携帯端末の接続情報を管理するMobility Management Entity(MME)、ユーザーデータを中継するServing Gateway、および外部ネットワークと接続するPDN Gatewayから構成されている。第2世代(2G)や第3世代(3G)の移動通信システムの機能も持っているため、現行システムの併用が可能とのこと。

 日立は、2008年12月にKDDIから、LTEのネットワーク機器ベンダーに選定されている。2009年5月には、米国子会社のHitachi Communication Technologies Americaにモバイル開発センターを新設し、次世代移動通信システムにおける設計、開発の強化を図っている。

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