カカクコムは12月4日、全国の価格.comユーザーを対象にボーナス支給状況などを聞いた結果を「冬のボーナス2009」としてまとめ、発表した。今冬のボーナスの推定平均支給額は前年を下回っているものの、商品の購入意欲は高いという。
この調査は11月19日から11月24日、ウェブ上で実施したもの。有効回答者数は7897名、男女比は男性87.1%、女性12.9%となっている。
調査結果によると、2009年冬のボーナスの推定平均支給額は52万2000円」となり、2008年冬の58万円から5万8000円下がった。「ボーナス全額カット」と回答した人も5.9%おり、厳しい状況となっている。
このため、自由に使える金額の平均金額も15万1677円と、2008年の調査結果である20万5000円から大きく減少している。ただ、回答者の78.0%がボーナスの一部を「商品購入に充てる」と回答しており、商品の購入意欲は高いとのこと。商品購入にかけられる予算の平均額は7万3812円で、多くの人が10万円以下の予算で製品購入を考えているようだ。
購入したい商品では、「洋服・ファッション関連」(18.3%)と「薄型テレビ」(18.0%)の人気が高かった。薄型テレビは夏のボーナス調査でも購入希望者が多く、エコポイント制度の後押しもあって高い人気を保持している。自由に使える金額がほぼ10万円以下という調査結果から、32V型から37V型の低価格モデルが人気になるとカカクコムでは見ている。
また、新型インフルエンザの世界的流行の影響もあり、「空気清浄機・加湿器」と回答した人が6.1%と前年よりも増えた。このほか、男性では「PCパーツ」(11.6%)、「Blu-ray Disc/DVDレコーダー・プレーヤー」(10.7%)、「ゲームソフト」(10.5%)の回答が多く、女性では「家具・インテリア」(13.9%)、「時計・アクセサリー・ブランド品」(9.7%)、「ゲームソフト」(8.2%)の回答が多かった。
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