富士キメラ総研は12月1日、国内のデジタルサイネージ市場調査した結果をまとめた「デジタルサイネージ市場総調査2010」を公開した。
この調査は、デジタルサイネージ市場(4市場)、需要先(12分野)、参入企業(30社)、関連製品/システム(15品目)を対象としたもの。
調査結果によると、2008年秋の世界的な金融不安を発端とする景気悪化の影響により、システム販売、構築市場の伸びが鈍化したことや、企業の広告費削減によるビルボート広告の減少などから、2009年の市場規模は前年比0.5%増となる約602億7000万円にとどまる見通しという。
しかし2010年以降は、景気の回復とともにデジタルサイネージ市場も拡大基調になるとのこと。今後はコンテンツ制作、配信サービスや広告が市場を牽引し、市場規模は2012年に約830億円、2015年には約1260億円以上にまで成長すると予測している。
また報告書では注目すべき関連技術・サービスの動向として、「顔認証技術」「HD対応」「3Dディスプレイ」「携帯電話・ICカードとの連携」を挙げている。
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